今日、TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
昨日は「爪水虫」に関する私の実録記事が掲載されたが、今日は津波関連の話題。
「【3.11衝撃の事実】スサノオを祀る神社は被災を免れていたことが判明!! 神社と津波にまつわる禁断のミステリーに迫る!」と題した記事だ。
内容としては、スサノオを祀る神社は、東日本大震災の津波の被害を受けなかったというもの。
これはオカルトではなく、東京工業大学のグループが土木学会で発表した論文だ。
宮城県沿岸部に鎮座する神社のうち、スサノオを祀る神社、熊野系神社、八幡系神社のほとんどが東日本大震災の津波による被害を免れたという。
そして、アマテラスオオミカミを祀る神社の多くでは、津波の被害に遭った。
それはなぜか?
詳しくは、下記のトカナの記事を読んでみてください。
[https://tocana.jp/2017/06/post_13562_entry.html:embed:cite]
■昔からの伝承は大切
TOCANAの記事では、前述の論文の他に、津波に関する伝承などについてのさまざまな逸話を紹介している。
岩手県宮古市姉吉地区では、明治/昭和の三陸海岸大津波で多くの命が失われたため、「此処より下に家を建てるな」の石碑を建てた。
そして、この石碑より下には1軒も家がなく、大震災の大津波でも全住民が難を逃れた。
非常に感動的な話だ。
これに対して、先祖代々から受け継がれた伝承を守らずに、津波で多くの命が失われた。
その具体例は…それはさすがに書けなかった。
それから、福島第一原発がある土地の古称は「災害が起きるために立ち入りを禁止した場所」という意味が含まれていた件。
その後に地名が「双葉郡」と変えられてしまい、「土地の記憶」は失われた。
「このような事実を踏まえて原発立地の妥当性が検討されていたら、原発事故は防げたのかもしれない」
私はそう書いた。
痛烈なアイロニーのつもりで。
著名な民俗学の権威・谷川健一氏は、地名を勝手に変えるのは犯罪行為に等しいとまで言っている。
■新たな「伝承」を作ること
さて、3.11で被災した人々がこれからできることは、後世の人々のために、「新しい伝承」を作ることではないか?
最近の私のTOCANAの記事にしては地味な内容だが、それなりの「メッセージ」を込めたつもりだ。
これから来るかもしれない南海トラフ巨大地震などの大災害に備えて、災害に関する地域の伝承や風化した津波碑や古い地名に込められた意味を、今一度探求してみてはいかがでしょうか。